Kinotayo 18e festival du cinéma japonais contemporain

『真っ赤な星』

© A Crimson Star Film Production Committee

出演: 小松未来、桜井ユキ、毎熊克哉
製作: 2018 | 本編: 101分 | ジャンル: ドラマ | 日本語音声・フランス語字幕

作品概要

前回キノタヨ映画祭でも上映された短編『溶ける』で、日本人最年少でカンヌ国際映画祭シネフォンダシオン部門ノミネートを果たした22歳新鋭・井樫彩の長編デビュー作。孤独な14歳の少女と彼女が慕う27歳の女性の、交わることのない愛の日々を悲しくも美しくも綴るラブストーリー。

<ストーリー>
怪我をして片田舎の病院に入院した14歳の陽。彼女はいつも優しく接してくれていた看護師の弥生に対し特別な感情を抱き始めていた。だが退院の日、弥生が突然看護師を辞めたことを知る。1年後、陽は買い物の帰り道で偶然弥生と再会するが、彼女は男たちの体を売ることで生計を立てていた。学校にも家にも居場所がない陽は、吸い寄せられるように弥生に近づいていくが、弥生は誰にも言えない悲しい過去があった。互いに孤独なふたりは、弥生のアパートで心の空白を埋めるように共に生活を始めていく。


井樫彩

1996年北海道出身。東放学園映画専門学校映画制作科卒。卒業制作の短編『溶ける』(2016)で、東京学生映画祭での準グランプリを始め、ぴあフィルムフェスティバルPFFアワード審査員特別賞、河瀬直美監督がエグゼクティブディレクターを務めるなら国際映画祭のNARA-wave(学生映画部門)で金のKOJIKA賞(グランプリ)を受賞、日本人史上最年少の若干21歳にしてカンヌ映画祭の学生部門シネフォンダシオンに出品された。本作『真っ赤な星』で長編デビュー&劇場デビューを果たす。また、山戸結希プロデュース、15人の女性若手映画監督によるオムニバス映画『21世紀の女の子』(2019年2月日本劇場公開)にも参加している。