ソレイユ・ドール(金の太陽)/グランプリ/審査員賞
コンペティション部門では観客投票により最高賞「ソレイユ・ドール(金の太陽賞)」が授与されます。また、業界のプロフェッショナルにより構成される審査員団がグランプリ及び審査員賞を選出します。
第11回映画祭より、各賞の受賞監督には村松亮太郎氏(ネイキッド)とパリの伝説的リトグラフ工房IDEMによる、キノタヨの栄光をシンボルとしたオリジナル・リトグラフが授与されています。
【村松亮太郎】 映像、デザイン、空間演出など複数のジャンルにわたり活躍するアーティスト。第3回KINOTAYO映画祭にてソレイユ・ドール観客賞を受賞( 『HEY JAPANESE! Do you believe PEACE, LOVE and UNDERSTANDING ? 2008 ― 2008年、イマドキジャパニーズよ。愛と平和と理解を信じるかい?― 』)。近年では「FLOWERS BY NAKED』などのインタラクティブイベントを手がけ、通算130万人以上を動員。3Dプロジェクションマッピングを用いたイベントは日本国内のみならず世界各国で数多く開催され、大きな成功を収めている。
【IDEM】 1881年モンパルナス通り49番地の建物は印刷工エミール・デュフレノアにより竣工され、その後、マティス、ピカソ、ミロ、ビュッフェ、ブラク、シャガール、ジャコメッティ、レジェ、コクトー、カルダーなどと共にリトグラフアートの復興を担った職人フェルナン・ムルローに受け継がれる。 モンパルナス通りの工房は彼が使用していた最後のもので、現代リトグラフの傑作を全て印刷してきたリトグラフ印刷機が置かれている。 1997年以降、工房を利用したアーティストの中には、安藤モモ子、北野武、デヴィッド・リンチ、港千尋、村山密、辰野登恵子、塚本猪一郎など日本人アーティストも多く名を連ねている。
インスピレーション、創造、そして出会いの場
パリ、モンパルナス地区に位置するリトグラフ工房Idem(イデム)。Idemと作品を制作する為、フランス国内外の多くの偉大なアーティストたちが集まる出会いの地です。ガラス屋根から陽の差す1400m2の広いアトリエは、彼らにとってインスピレーションの場、そして創造の場。ここには世界でも稀な数トンにも及ぶ様々なサイズのリトグラフ石版のストックが、アーティストたちのために用意されています。Idemはアーティストのイメージをより広げるため、彼らと協力しながら作業に取り組んでいます。印刷職人たちは多くの手段を紹介し、革新的・実験的技術を提案しながら、通常の世界を超えて彼らを導きます。Idemの手がけたプリントは各国の美術展で使用され、美術館・個人・公的機関にコレクションされています。