Kinotayo 18e festival du cinéma japonais contemporain

『横道世之介』 [A Story of Yonosuke]

© 2013 "A Story of Yonosuke" Film Partners

監督: 沖田修一
出演: 高良健吾、吉高由里子
製作: 2013 | 本編: 160分 | ジャンル: | 日本語音声・フランス語字幕

作品概要

『南極料理人』で新藤兼人賞・金賞を受賞した沖田修一監督が、『悪人』の吉田修一の青春小説を映画化。不器用ながらも真っ直ぐな青年・横道世之介の日々を、優しさとユーモアに富んだタッチで綴る感動作。

長崎県の港町で生まれた横道世之介(よこみちよのすけ)は、大学進学のために上京したばかりの18歳。
嫌味のない図々しさを持ちながら、頼み事を断れない人の好さと、底が浅いのか深いのか測りかねる言動が周囲の人たちを惹きつけ、お嬢様育ちのガールフレンド・与謝野祥子や友人たちと共に大学生活を過ごしていた。やがて、世之介に起こったある出来事から、愛しい日々と優しい記憶の数々がそれぞれの心に呼び覚まされていく。

沖田修一

1977年埼玉県出身。日本大学芸術学部映画学科卒業。短編『鍋と友達』(02)が第7回水戸短編映画祭グランプリを受賞。2006年、初の長編『このすばらしきせかい』を監督、TVドラマの脚本・演出を経て、監督・脚本を手がけた『南極料理人』(09)で商業映画デビューを果たす。同作では第29回藤本賞新人賞、新藤兼人賞金賞ほか日本シアタースタッフ映画祭監督賞を受賞するなど高い評価を受けた。『キツツキと雨』(12)では、東京国際映画祭で審査員特別賞、ドバイ国際映画祭で最優秀男優賞(役所)・最優秀脚本賞・最優秀編集賞を受賞。第4回TAMA映画祭では最優秀新進監督賞を受賞している。