『きみの鳥はうたえる』
出演: 柄本佑、石橋静河、染谷将太
製作: 2018 |
本編: 106分 |
ジャンル: ドラマ | 日本語音声・フランス語字幕
作品概要
『そこのみにて光輝く』の原作者・佐藤泰志の小説を新鋭監督・三宅唱が映画化した青春ドラマ。函館を舞台に1人の女性と2人の男性の絶妙なバランスが織り成す人間模様を映し出し、2019年ベルリン映画祭に選出された。『夜空はいつでも最高密度の青色だ』(2017年キノタヨ映画祭上映)でブルーリボン新人賞等数々の賞を獲得した石橋静河がヒロインを演じる。
<ストーリー>
函館郊外の書店で働く「僕」は、失業中の静雄と小さなアパートで共同生活を送っていた。ある日、「僕」は同僚の佐知子とふとしたきっかけで関係を持つ。彼女は既婚の店長の島田とも抜き差しならぬ関係にあるようだが、毎晩のようにアパートへ遊びに来て、「僕」、佐知子、静雄の気ままな生活が始まった。夏の間、3人でいつも酒を飲み、遊びに出かける。佐知子と恋人のように振舞いつつもお互いを束縛せず、静雄と2人で出かけることを勧める「僕」。夏が終わる頃、静雄のキャンプの誘いを「僕」は断り、2人でキャンプに行くことになった静雄と佐知子は次第に気持ちが近づいていく。
三宅唱
1984年北海道出身。一橋大学社会学部卒業、映画美学校フィクション・コース初等科修了。短編『スパイの舌』 (2008)が大阪のCO2エキシビション・オープンコンペ部門で最優秀賞を受賞。初長編作品『やくたたず』(2010)を発表。2012年に初の劇場作品『Playback』がロカルノ国際映画祭インターナショナル・コンペティション部門にノミネートされ、第22回日本映画プロフェッショナル大賞新人監督賞を受賞するなど話題を呼ぶ。本作にも出演しているOMSBやHi’Specと、THE OTOGIBANASHI'SのBimたちが新曲を完成させるまでの2日間を追ったドキュメンタリー『THE COCKPIT』(2014)がポンピドゥ・センターで開催のシネマ・ドゥ・レエル新人監督部門に正式出品された。本作は2019年ベルリン映画祭フォーラム部門に選出されている。