『あのこは貴族』Aristocrats
監督: 岨手由貴子
出演: 門脇麦、水原希子、高良健吾、石橋静河、
製作: 2021 |
本編: 124分 |
ジャンル: ドラマ | 日本語音声・フランス語字幕
作品概要
東京に生まれ、箱入り娘として何不自由なく成長し、「結婚=幸せ」と信じて疑わない華子。20代後半になり、結婚を考えていた恋人に振られ、初めて人生の岐路に立たされる。あらゆる手立てを使い、お相手探しに奔走した結果、ハンサムで良家の生まれである弁護士・幸一郎と出会う。幸一郎との結婚が決まり、順風満帆に思えたのだが…。一方、東京で働く美紀は富山生まれ。猛勉強の末に名門大学に入学し上京したが、学費が続かず、夜の世界で働くも中退。仕事にやりがいを感じているわけでもなく、都会にしがみつく意味を見いだせずにいた。幸一郎との大学の同期生であったことで、同じ東京で暮らしながら、別世界に生きる華子と出会うことになる。2人の人生が交錯した時、それぞれに思いもよらない世界が拓けていく。
岨手由貴子
1983年長野県出身。大学在学中、篠原哲雄監督の指導の元で製作した短編『コスプレイヤー』が05年水戸短編映像祭、ぴあフィルムフェスティバルに入選。08年、初の長編『マイムマイム』がぴあフィルムフェスティバルで準グランプリ、エンタテインメント賞を受賞。バンクーバー国際映画祭、香港アジア映画祭の他、国内外の映画祭でも上映される。09年、文化庁委託事業若手映画作家育成プロジェクト(ndjc)で、初の35mmフィルム作品『アンダーウェア・アフェア』を製作。12年、オムニバス映画『BUNGO~ささやかな欲望』内の『乳房』の脚本を担当。15年、長編商業デビュー作『グッド・ストライプス』が公開。本作で第7回TAMA映画賞 最優秀新進監督賞、2015年新藤兼人賞 金賞を受賞。最新作の本作は山内マリコの同名小説の映画化となる。