12e festival du cinéma japonais contemporain

Novembre 2017 // Février 2018

断食芸人

© 2015 Artist of Fasting Production Committee

監督: 足立正生
出演: 山本浩司、桜井大造、流山児祥
日本公開: 2016 | 本編: 104分 | ジャンル: ドラマ/コメディ | 日本語音声・フランス語字幕 ※-12(12歳未満鑑賞不可)

作品概要

60年代にアングラの旗手として知られ、若松プロで活躍、後にパレスチナ革命に身を投じた伝説的監督・足立正生によるカフカの同名短編の映画化。舞台を現代日本へと変え、商店街で断食をする男を軸に世の中の不条理を鋭く描く。

ある日、商店街のアーケードの片隅に一人の男がふらりと現れ座り込んだ。何もしゃべらず何も口にせず座り込む男に、何をしているのかと少年が問いかけるが、男は何の反応もせずにじっと虚空を見つめている。少年が写真をSNSに投稿すると、翌日から男の周りには次々と人が集まるようになり、男はちょっとした有名人になっていく。男の目的と断食の理由について人々は各々の持論を繰り広げ、男を勝手に「断食芸人」へと仕立てあげていくのだった。

足立正生

1939年福岡県出身。日本大学芸術学部映画学科在学中に自主制作した『鎖陰』で脚光を浴びる。大学中退後、若松孝二の独立プロダクションに加わり、性と革命を主題に前衛的なピンク映画の脚本を量産する。1966年に『堕胎』で商業監督デビュー。
1971年カンヌ映画祭の帰路、若松孝二監督とパレスチナへ渡る。パレスチナ解放人民戦線のゲリラ隊と共闘しつつ、彼らの日常を描いた『赤軍-PFLP・世界戦争宣言』を撮影・製作。1974年、重信房子率いる日本赤軍に合流、国際指名手配に。1997年にレバノン・ルミエ刑務所にて逮捕抑留され、2000年の刑期満了に伴い、日本へ強制送還される。
2006年、赤軍メンバーの岡本公三をモデルに描いた『幽閉者 テロリスト』で35年ぶりにメガホンを取る。本作が監督復帰2作目となる。