Kinotayo 17e festival du cinéma japonais contemporain

『ほとりの朔子』

© 2013 Wa Entertainment © 2014 Florent Chavouet / Survivance

出演: 二階堂ふみ、鶴田真由、太賀
製作: 2013 | 本編: 126分 | ジャンル: ドラマ | 日本語音声・フランス語字幕

作品概要

『さようなら』や『淵に立つ』で人間の内面を鋭く描いた深田晃司監督が、大人と子供 のほとりで揺れる18歳の少女の、避暑地でのひと夏の淡い恋と緩やかな成長をみずみず しく表現したドラマ。

<ストーリー>

大学受験に失敗して浪人中の18歳の朔子は、叔母の海希江に誘われて夏の終わりの2週 間を海辺の避暑地で過ごすことに。そこで朔子は海希江の古馴染みの兎吉、娘の辰子、 甥の孝史と知り合う。福島から避難してきている同年代の孝史と、朔子は様々な場所で 顔を合わせて語り合い、二人の距離は徐々に縮っていく。孝史に次第に惹かれていき、 心揺れる朔子だったが…

深田晃司

1980年東京都出身。日本映画の多様性を創出し育むことを目的としたNPO法人「独立 映画鍋」の代表理事を務める。映画美学校監督コース修了後、2005年、平田オリザ主宰 の劇団青年団に演出部として入団。2006年の中編『ざくろ屋敷』にてキノタヨ映画祭ソ レイユドール新人賞を受賞。本作『ほとりの朔子』(2013)は、ナント三大陸映画祭グラ ンプリ&若い審査員賞を受賞し、仏国内の新聞・各映画誌でも高く評価され、フランス で劇場公開される。キノタヨ映画祭には『ざくろ屋敷』に続き、『さようなら 』(2015)、『淵に立つ』(2016 カンヌ国際映画祭ある視点部門審査員賞)、『海を駆ける 』(2018)でも来場。ロカルノ映画祭にて上映された最新長編『よこがお』(2019)が2020 年6月にフランス公開を控える。