Kinotayo 18e festival du cinéma japonais contemporain

『ビューティフル・ニュー・ベイエリア・プロジェクト』(Beautiful New Bay Area Project)

© Huit Lab. Co. Ltd

監督: 黒沢 清
出演: 三田真央、柄本佑、森下じんせい
製作: 2013 | 本編: 29分 | ジャンル: | 日本語音声・フランス語&英語字幕

作品概要

黒沢清監督の短編カンフー・アクション。横浜の港を舞台に、美しいヒロインが男たちと激しいバトルを繰り広げる。香港国際映画祭の「美」をテーマにした短編プロジェクト「ビューティフル」からの依頼で、黒沢清が自らが教員を務める東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻の修了生とともに製作した作品。

都市設計会社社長の天野は、視察に訪れた埠頭で美しい港湾労働者の高子と出会う。以来、高子に執心するようになった天野だが、高子にとって天野の存在は眼中になかった。そのつれない態度に業を煮やした天野は、ある日高子の私物を奪って逃走。後を追う高子の前に天野の部下たちが立ちふさがるが、屈強な男たちを高子は次々になぎ倒していく。

黒沢 清

1955年兵庫県出身。立教大学で映画評論家の蓮實重彦に学び、8ミリ映画を撮り始め、1983年ピンク映画『神田川淫乱戦争』で商業映画デビュー。後に90年代の日本のヌーベルバーグの旗手となる。
『CURE キュア』(1997)、『回路』(2000)、『アカルイミライ』(2002)、『叫』(2006)等で海外でもその評価を高め、『トウキョウソナタ』(2008)がカンヌ国際映画祭ある視点部門・審査員賞を受賞、2012年の『贖罪』はTVドラマながらヴェネチア国際映画祭に招待され、フランスでも劇場公開された。本作『Seventh Code セブンスコード』ではローマ映画祭最優秀監督賞を受賞している。
『リアル~完全なる首長竜の日~』(2013)公開後、Arte出資の下、フランス人俳優を起用した新作『La Femme de la plaque argentique(銀盤の女)』をフランスにて撮影予定。
KINOTAYO映画祭には第1回の『LOFT ロフト』(2005)上映時にゲストとして来場している。