Kinotayo 17e festival du cinéma japonais contemporain

『愛しのアイリーン』

© 2018"COME ON IRENE"Film Partners

出演: 安田顕、ナッツ・シトイ、木野花、伊勢谷友介
製作: 2018 | 本編: 137分 | ジャンル: ドラマ、ロマンス、コメディ | 日本語音声・フランス語字幕 | 年齢制限 R-12

作品概要

2016年の『ヒメアノ~ル』でキノタヨ映画祭に来場した吉田恵輔監督が「最も影響を受けた漫画」と評する新井英樹の傑作を自ら映画化。『俳優 亀岡拓次』(2016年キノタヨ映画祭上映)で憎めないダメ男を好演した安田顕が、嫁探しツアーで見つけたフィリピン人の若妻と彼女を追い出そうとする母との間で翻弄される主人公を演じる。愛と性と憎しみを、時にコミカルに時に荒々しく発露させながら、衝撃的でエモーショナルな展開へと突き進んでゆく。

<ストーリー>
恋に破れ、家を飛び出した42歳のダメ男・岩男は、300万円の貯金をはたいてフィリピンへ嫁探しツアーに。息つく間もなく次々と続く現地女性との面会にパニックに陥った岩男は勢いで相手を決めてしまう。それは貧しい漁村に生まれた若い女性アイリーンだった。意思疎通もままならぬアイリーンを連れ、岩男が2週間ぶりに帰省すると、実家は父・源造の葬儀の真っ只中。大事な一人息子に無邪気にまとわりつくアイリーンを目にし、激昂した岩男の母・ツルは猟銃を持ち出し…


吉田恵輔

1975年埼玉県出身。東京ビジュアルアーツ在学中に自主映画制作を始める。塚本晋也監督作品やPVの制作に参加し、照明を担当。2005年、初監督作の中編『なま夏』がゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアター・コンペティション部門でグランプリを受賞し、2007年『机のなかみ』で長編監督デビュー。『さんかく』(2010)でTAMA映画祭最優秀作品賞、高崎映画祭若手監督グランプリを受賞するなど、ユーモラスで繊細な人間描写に定評がある。『ヒメアノ~ル』(2015)でキノタヨ映画祭にゲスト来場。その他の監督作に『純喫茶磯辺』(2008)、『ばしゃ馬さんとビッグマウス』(2013)、『麦子さんと』(2013)、『銀の匙 Silver Spoon』(2014)、『犬猿』(2018)など。