『日日是好日』
監督: 大森立嗣
出演: 黒木華、樹木希林、多部未華子、原田麻由
製作: 2018 |
本編: 100分 |
ジャンル: ドラマ | 日本語音声・フランス語字幕
作品概要
森下典子の自伝的エッセイを、『ゲルマニウムの夜』『ぼっちゃん』でキノタヨ映画祭にもゲスト来場した大森立嗣が映画化。茶道の奥深さに触れ、成長していく主人公に『小さいおうち』(2014年キノタヨ映画祭ソレイユ・ドール)の黒木華、彼女と一緒に茶道を学ぶ従姉妹には『ピース オブ ケイク』の多部未華子。また二人の茶道の師を昨年9月に75歳で逝去した『わが母の記』『あん』『万引き家族』などの樹木希林が演じる。2020年2月5日フランス劇場公開。
<ストーリー>
二十歳の大学生・典子は自分が「本当にやりたいこと」を見つけられないまま、ただ何となく日々を過ごしていた。そんな典子は母からの突然の勧めで、「タダモノじゃない」と噂の武田先生のもとで従姉妹の美智子と共にお茶を習うことになる。「お茶はまず『形』から。先に『形』を作っておいて、後から『心』が入るもの」と先生は言うが、おかしな決まりごとだらけの世界にただ戸惑うふたり。それでも、毎週お茶に通い続けることで、人生の居場所が見つからない典子の中では、少しずつ何かが変わっていく。
大森立嗣
1970年東京都出身。舞踏家・麿赤兒の長男として東京で育つ。大学入学後、8mm映画を制作。俳優として舞台、映画などに出演。自らプロデュース、出演した2001年の『波』(奥原浩志監督)でロッテルダム映画祭最優秀アジア映画賞NETPAC AWARDを受賞。その後、『赤目四十八瀧心中未遂』(2003)への参加を経て、『ゲルマニウムの夜』(2005)で監督デビュー。ロカルノ国際映画祭コンペティション部門、東京国際映画祭コンペティション部門などへの出品を始め、国内外で高い評価を受ける。2010年『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』で日本映画監督協会新人賞を受賞、ベルリン国際映画祭フォーラム部門、香港国際映画祭に出品される。他監督作に『まほろ駅前多田便利軒』(2011)、『2.11』(2012)、モスクワ国際映画祭コンペティション部門で審査員特別賞を受賞した『さよなら渓谷』(2013)、『タロウのバカ』(2019)など。キノタヨ映画祭への出品は本作で4作品目となる。