Kinotayo 18e festival du cinéma japonais contemporain

『閉鎖病棟-それぞれの朝-』

© 2019 FAMILY OF STRANGERS Film Partners

監督: 平山秀幸
出演: 笑福亭鶴瓶、綾野剛、小松菜奈、坂東龍汰
製作: 2019 | 本編: 117分 | ジャンル: ドラマ | 日本語音声・フランス語字幕 | 年齢制限 R-12

作品概要

精神科医でもある帚木蓬生の山本周五郎賞受賞小説を原作に、『信さん・炭坑町のセレナーデ』(2010年キノタヨ観客賞・映像賞受賞)『愛を乞うひと』の平山秀幸が実際の精神科医療施設で撮影した迫真の人間ドラマ。『ディア・ドクター』の笑福亭鶴瓶が7キロ減量し主演に挑み、綾野剛、小松菜奈らが殺人事件を通して心の支えを見つけていく患者たちを演じる。

<ストーリー>
長野県のとある精神科病院。そこにはさまざまな事情を持つ人々が入院していた。死刑執行が失敗し、生きながらえた梶木秀丸。幻聴に苛まれて暴れるようになり、周囲から煙たがられた元サラリーマンのチュウさん。父親のDVが原因で入院する高校生の由紀。彼らは家族や世間から遠ざけられながらも、心を通いあわせ明るく生きようとしていた。そんなある日、秀丸が院内で人を殺してしまう。衝撃的な事件はなぜ起きたのか? 真実が法廷で明かされていく。


平山秀幸

1950年福岡県出身。日本大学芸術学部放送学科卒業。1990年『マリアの胃袋』で監督デビュー。『ザ・中学教師』(1992)で日本映画監督協会新人賞を受賞。『学校の怪談』シリーズが大ヒットし、1998年『愛を乞うひと』でモントリオール映画祭国際批評家連盟賞、日本アカデミー賞最優秀監督賞、毎日コンクール監督賞、キネマ旬報監督賞などを受賞。その他『ターン』(2001)、毎日映画コンクール監督賞などを受賞した『笑う蛙』(2002)『OUT』(2002)『魔界転生』(2003)『レディ・ジョーカー』(2004)『しゃべれども しゃべれども』(2007)『必死剣 鳥刺し』(2010)『信さん・炭鉱町のセレナーデ』(2010、2010年キノタヨ観客賞・映像賞受賞)『太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男-』(2011)『エヴェレスト 神々の山嶺』(2016)など数々の作品を監督している。