『銀河鉄道の父』
監督: 成島出
出演: 役所広司、菅田将暉、森七菜、豊田裕大、坂井真紀、田中泯
製作: 2023 |
本編: 128分 |
ジャンル: ドラマ、伝記映画 | 日本語音声・フランス語字幕
作品概要
没後90年となる詩人・童話作家の宮沢賢治の家族にスポットライトを当てた家族ドラマ。妹トシが死んで筆を折ろうとした賢治を支えた親子の実話を、役所広司や人気若手俳優の菅田将暉と森七菜らの豪華俳優陣で実写化。第158回直木賞受賞作の映画化。
質屋を営む裕福な家庭の長男に生まれた賢治は、跡取りである家業を「弱い者いじめ」だと断固として拒み、農業や人造宝石に夢中になっては両親を振り回し、ついには宗教に身を捧げると東京へ家出してしまう。 そんな中、妹のトシが結核に倒れたという電報を受け取る。実家に戻った賢治は一心不乱に書いた物語を読み聞かせてトシを励ますが、努力もむなしく、トシが亡くなってしまう。「トシがいなければ何も書けない」と慟哭する賢治に、トシに変わって自分が宮沢賢治の一番の読者になるから書き続けるようにと再び筆を執らせたのは父・政次郎だった。だが、ようやく道を見つけた賢治にトシと同じ運命が降りかかる——。
成島出
1961年山梨県生まれ。1986年、監督作『みどり女』でぴあフィルムフェスティバルに入選し、長谷川和彦と大島渚の勧めで映画監督になる決意する。「ディレクターズ・カンパニー」に参加し、映画製作を学ぶ。1994年から脚本家として活躍した後、役所広司を主演に迎えた初監督作『油断大敵』(2003)で藤本賞新人賞、ヨコハマ映画祭新人監督賞を受賞。『八日目の蟬』(2011)は日本アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀監督賞など10部門を受賞する。その他、『フライ,ダディ,フライ』(2005)、『孤高のメス』(2010)、『ソロモンの偽証 前・後編』(2015)、『ちょっと今から仕事やめてくる』(2017)、『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』(2019)、『いのちの停車場』(2021)など数々の話題作を手がける。役所広司とは、『聯合艦隊司令長官 山本五十六』(2011)、『ファミリア』(2022)に続くタッグとなる。
Bande-annonce (vosta)
les sous titres en français du film sont en cours de réalisation par nos équipes pour le festival