Kinotayo 17e festival du cinéma japonais contemporain

『初恋』

© Haut et Court

出演: 窪田正孝、大森南朋、染谷将太、ベッキー、三浦貴大
製作: 2020 | 本編: 108分 | ジャンル: アクション、サスペンス、コメディ | 日本語音声・フランス語字幕

作品概要

鬼才・三池崇史監督が初のラブストーリーに挑戦した完全オリジナル作品。窪田正孝が演じるプロボクサーが負けるはずのない相手にKO負けを喫したことで、アンダーグラウンドの世界に巻き込まれていくジェットコースターのような強烈な一夜を描く。共演の大森南朋、染谷将太、小西桜子、ベッキーらの扮する濃すぎるキャラクターも必見。炸裂する三池節でカンヌ映画祭を熱狂させた本作を2020/1/1のフランス劇場公開に先駆けプレミア上映。

<ストーリー>
天涯孤独の天才プロボクサー・葛城レオは負けるはずのない相手にKOされて倒れ、訪ねた病院で自分の余命が残り僅かと知る。失意で自暴自棄になったレオは通りで男に追われていたモニカに出くわし、男にパンチを食らわすが、男は刑事だった。父親の借金のカタにヤクザの元で娼婦となったモニカは、重度のヤク中であるものの純真無垢な心を持っていた。ヤクザ、刑事、中国人マフィアたちが複雑に絡み合うドラッグ抗争のど真ん中で、レオとモニカの逃走劇が始まる。


三池崇史

1960年大阪府出身。1991年Vシネマで監督デビュー。1995年『新宿黒社会 チャイナ・マフィア戦争』で劇場用オリジナル作品初監督。以来、ジャンルを問わず様々な作品を発表し続ける、日本を代表する映画監督。その評価は日本国内にとどまらず、海外でも高く評価されている。近年では、2010年に『十三人の刺客』がヴェネチア国際映画祭に、2011年に『一命』がカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、現地で賞賛される。主な監督作品に『オーディション』(2000)、『殺し屋1』(2001)、『着信アリ』(2004)、『ゼブラーマン』(2004)、『妖怪大戦争』(2005)、『クローズZERO』(2007)、『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』(2007)、『ヤッターマン』(2009)、『逆転裁判』(2012)、『愛と誠』(2012)など。 本作は2017年の『無限の住人』に続きカンヌ映画祭に選出され、監督週間部門でワールドプレミアされた。