Kinotayo 17e festival du cinéma japonais contemporain

歯まん

© 2015 Tetsuya Okabe

出演: 馬場野々香、小島祐輔、宇野祥平、中村無何有、水井真希
製作: 2015 | 本編: 95分 | ジャンル: ドラマ | 日本語音声・フランス語字幕 ※12歳未満鑑賞不可

作品概要

モンスターになってしまった少女の悲劇―初めてのSEXで彼氏を殺してしまった少女は自分のコンプレックス、トラウマを乗り越えることができるのか?三池崇史、石井裕也、山下敦弘などの助監督を務めてきた岡部哲也監督が初めてメガホンを取り『生と性と愛』をテーマに描くダークファンタジー。

高校生の遥香は図らずも初めてのSEXで愛する彼を殺してしまう。目の前の惨事に震えながら彼女は、性器から歯が出る自分の特殊な身体に初めて気がつくのだった。恐ろしさのあまり、遥香は彼を置いてその場から逃げ出してしまう。
事件の噂は瞬く間に広がり、遥香は悪夢にうなされる。行き場を失い街を彷徨っていた遥香に、心優しい青年・裕介が声をかける。事情を知らず温かく接してくれる裕介に心を惹かれていく遥香だが、自分は人を愛してはいけないという思いにさいなまれる。一方、遥香を想う裕介は彼女の抱える闇を知りたいと願うのだが…

岡部哲也

1982年東京都出身。東放学園在学中から、矢崎仁司、篠原哲雄らの現場に参加。 以降、フリーの助監督として中村義洋、豊島圭介、三池崇史、石井裕也、山下敦弘など多くの監督の作品に従事。
自らプロデューサーも務めた本作では、初監督作ながら日本の若手監督の登竜門・ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015にて北海道知事賞を受賞。その他カナダのモントリオール世界映画祭、スペインのシッチェス映画祭など各地の映画祭でも上映された。