Kinotayo 17e festival du cinéma japonais contemporain

『野獣の青春』(La Jeunesse de la bête)

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出演: 宍戸錠、渡辺美佐子、川地民夫
製作: 1963 | 本編: 91分 | ジャンル: | 日本語音声・フランス語字幕 ※デジタルリマスター版   ※一部過激な描写を含みます。ご了承の上、ご鑑賞ください。

作品概要

鬼才・鈴木清順×宍戸錠のハードボイルドアクションの傑作。親友の命を奪った悪の組織へ激しい怒りを叩きつける元刑事の激情と挑戦を描く。

あるホテルで現職の刑事・竹下が女と共に遺体で発見された。数日後、風来坊のジョーという男が盛り場に現れる。チンピラたちを蹴散らしてその腕を買われたジョーは、野本興行の用心棒におさまる。実はジョーは元刑事で、かつての同僚・竹下のために復讐を誓っていたのだった。
ジョーは野本興行と睨み合っている三光組とも通じ、双方を操って抗争を勃発させようと目論む。一方でジョーは野本興行のコールガール組織の元締めが事件の真相に関わっていることを知る。

鈴木清順

1923年東京都出身。1948年旧制弘前高等学校卒業後、松竹大船撮影所の助監督試験に合格。1954年、同期の中平康などと共に日活に移籍。1956年『港の乾杯 勝利をわが手に』で監督デビュー後、プログラム・ピクチャーを多く監督し、『清順美学』とも呼ばれる斬新な絵作りで多くのファンを獲得する。また曽根中生らと脚本家グループ「具流八郎」を結成。
日活を解雇されフリーとなった後の、大正浪漫三部作の『ツィゴイネルワイゼン』(1980)はベルリン国際映画祭審査員特別賞受賞、キネマ旬報トップテン第一位に輝き、続く『陽炎座』(1981)、『夢二』(1991)と共にその独特の映像美で賞賛された。
2001年『殺しの烙印』をリメイクした『ピストルオペラ』を発表、2005年かねてから温めてきた『オペレッタ狸御殿』がチャン・ツィイー、オダギリジョ-主演で制作され、カンヌ国際映画祭・栄誉上映特別招待作品として上映された。
1981年芸術選奨文部大臣賞、1990年紫綬褒章、1996年勲四等旭日小綬章、2006年川喜多賞受賞。

Bande-annonce (vosta)

les sous titres en français du film sont en cours de réalisation par nos équipes pour le festival