『殺しの烙印』(La Marque du tueur)
監督: 鈴木清順
出演: 宍戸錠、南原宏治、真理アンヌ、小川万里子、玉川伊佐男
製作: 1967 |
本編: 91分 |
ジャンル: | 日本語音声・フランス語字幕 ※デジタルリマスター版 ※一部過激な描写を含みます。ご了承の上、ご鑑賞ください。
作品概要
殺し屋NO.1の座をめぐり、殺し屋たちが出し抜き合う野心的フィルム・ノワールの快作。ジャームッシュ、タランティーノ、ウォン・カーウァイなど海外の監督にも影響を与え、2001年には続編的作品『ピストルオペラ』も制作された。
プロの殺し屋業界でランキングNO.3の花田は、500万円の報酬である組織の幹部を護送する。途中NO.2とNo.4の一味に襲撃されながらも相手を倒して無事任務を完了する。
ある日、花田は四人を殺して欲しいという依頼を受ける。次々と指名の人間を消していくが、最後の一人を倒すのに失敗してしまう。失敗を許さない組織は、花田に殺し屋を差し向ける。それはなんと幻の殺し屋NO.1だった…
鈴木清順
1923年東京都出身。1948年旧制弘前高等学校卒業後、松竹大船撮影所の助監督試験に合格。1954年同期の中平康などと共に日活に移籍。1956年『港の乾杯 勝利をわが手に』で監督デビュー後、プログラム・ピクチャーを多く監督し、『清順美学』とも呼ばれる斬新な絵作りで多くのファンを獲得する。また曽根中生らと脚本家グループ「具流八郎」を結成し、最初に映画化された脚本が本作『殺しの烙印』である。
日活を解雇されフリーとなった後の、大正浪漫三部作の『ツィゴイネルワイゼン』(1980)はベルリン国際映画祭審査員特別賞受賞、キネマ旬報トップテン第一位に輝き、続く『陽炎座』(1981)、『夢二』(1991)と共にその独特の映像美で賞賛された。
2001年『殺しの烙印』をリメイクした『ピストルオペラ』を発表、2005年かねてから温めてきた『オペレッタ狸御殿』がチャン・ツィイー、オダギリジョ-主演で制作され、カンヌ国際映画祭・栄誉上映特別招待作品として上映された。
1981年芸術選奨文部大臣賞、1990年紫綬褒章、1996年勲四等旭日小綬章、2006年川喜多賞受賞。
Bande-annonce (vosta)
les sous titres en français du film sont en cours de réalisation par nos équipes pour le festival