『東洋の魔女』
監督: ジュリアン・ファロ
出演: 松村勝美、井戸川絹子(旧姓・谷田)、神田好子(松村)、中島百合子(半田)、田村洋子(篠崎)
製作: 2021 |
本編: 100分 |
ジャンル: ドキュメンタリー | 日仏語音声・日仏語字幕
作品概要
「東洋の魔女」と呼ばれた、1964年の東京オリンピックで金メダルを獲得した女子バレーボール日本代表チーム。現在80代に差しかかった彼女たちのインタビュー映像を、当時の記録映像や『アタックNo.1』などのアニメシーンなどを織り交ぜながら構成し、彼女たちの偉業を描いていくドキュメンタリー映画。
戦後復興の象徴として1964年に開催された東京オリンピック。そんな国際舞台でバレーボールの頂点に立つために、工場勤めの若い女性たちが仕事後、過酷なトレーニングに励み、世界を圧倒する実力をつけていく。この女子バレーボール日本代表チームは、やがて「東洋の魔女」とよばれ、「日本の奇跡」として、日本社会に再び自信をもたらす。さらに、空前のバレーブームを巻き起こし、『アタックNo.1』や『サインはV!』など「スポ根」アニメの題材になるなど、何代にもわたってポップカルチャーに影響を与え続ける。
ジュリアン・ファロ
1978年イル=ド=フランス県生まれ。フランス国立スポーツ研究所(INSEP)の映像管理部門でスポーツ映像のアーカイブを担当。トップアスリートたちのパフォーマンスに注目し、スポーツ、映画、芸術にまたがる映像作品を制作してきた。初の長編作品『オリンピア52についての新しい視点(原題 Regard neuf sur Olympia 52)』(2013)は2013年の山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映された。アメリカの伝説的なテニス選手ジョン・マッケンローを追った『完璧さの帝国(原題 )L'Empire de la perfection 』(2018)はカイエ・デュ・シネマ誌など、各紙で批評家から絶賛を受け、日本でも2020年にアンスティチュ・フランセ東京で上映されている。本作『東洋の魔女』が長編3作目となる。