『百日紅 〜Miss HOKUSAI〜』
監督: 原恵一
出演: 杏、松重豊、濱田岳、高良健吾、美保純
製作: 2015 |
本編: 90分 |
ジャンル: アニメ映画、伝記映画 | 日本語音声・フランス語字幕
作品概要
江戸の街を舞台に、葛飾北斎とその娘の風変わりな浮世絵師一家の生き様、そして江戸末期を生きるモダンで反抗的な女性を鮮やかに描き出すのは、『河童のクゥと夏休み』『カラフル』の原恵一。江戸風俗研究家でもある杉浦日向子の漫画『百日紅』を原作に、 Production I.Gとタッグを組んで挑む。
1814年江戸、名が知られた浮世絵師・葛飾北斎は娘・お栄、弟子の善次郎の三人で長屋で暮らしていた。デッサン狂ともいわれていた北斎は娘と、アトリエでもある長屋に引きこもり、料理も掃除もしないで二人三脚で有名な作品を生み出していく。「親父と娘で筆2本、箸4本あれば、どこへ転んだって食っていけるさ。」と言い放つ、自由奔放で独立心の強い若いお栄は、有名な父の影で、どんどん実力をつけ、依頼に応えていく——。
原恵一
1959年群馬県生まれ。PR映画の制作会社勤務を経て、アニメーション制作会社・シンエイ動画に入社。TVアニメ『怪物くん』や『ドラえもん』、『クレヨンしんちゃん』に携わる。なかでも監督も務めた『嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』(2002)では文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞などを受賞した。2007年にオリジナル作品『河童のクゥと夏休み』でも文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞などを受賞。続く『カラフル』(2010)はアヌシー国際アニメーション映画祭のコンペティション部門(長編映画)で特別賞と観客賞を受賞した。2013年には映画監督の木下惠介生誕100周年記念に監督の若き日を描いた『はじまりのみち』で実写化に挑戦。2015年にはこれまでの作品が評価され、東京アニメアワードフェスティバル2015・アニメドール賞を受賞。当作もアヌシー国際アニメーション映画祭のコンペティション部門に出品されている。