Kinotayo 18e festival du cinéma japonais contemporain

『もち』 Mochi

© Tabito・MAGAZINE HOUSE, Ltd.

監督: 小松真弓
出演: 佐藤由奈、蓬田稔、佐藤詩萌、佐々木俊、畠山育王
製作: 2020 | 本編: 61分 | ジャンル: ドラマ | 日本語音声・フランス語字幕

作品概要

800年前の景観とほぼ近い姿が守られてきた岩手県一関市本寺地区。山々に囲まれ、冬には雪深くなるこの地で、古くから根付いている「もち」の文化。ひとつの臼(うす)でもちをついて、みんなで食べる―それは当たり前のように、ずっと続いて来た習慣。

ここに暮らす中学三年生の少女ユナ。彼女のおばあさんが、ある日亡くなる。葬儀の日。臼と杵でつく昔ながらの方法でどうしても餅をつきたいと頑なに言い張るおじいちゃんだが、ユナにはその気持ちがわからない。でも、ユナはおじいさんの心の機微を感じてそっと寄り添う。餅というものはただの食べ物ではなく、強く、そして深い意味が込められていたー。


小松真弓

神奈川県茅ケ崎育ち。武蔵野美術大学卒業後、東北新社企画演出部に入社。 2011年より、フリーランスの映像ディレクターとして活躍する。

生き生きとした表情を引き出す独特の演出や細部美こだわった映像美に定評があり、これまでに500本以上の様々な映像作品を手がけている。

TV-CMの企画・演出を中心に、ミュージッククリップ、ショートムービー、映画、脚本、イラスト、雑誌ディレクションなど、フィールドを広げている。2011年には蒼井優主演の初監督長編映画『たまたま』が劇場公開されている。