Kinotayo 17e festival du cinéma japonais contemporain

『マイ・ブロークン・マリコ』(My Broken Mariko)

©2022 "My Broken Mariko" Films Partners

出演: 永野芽郁 、奈緒 、 窪田正孝
製作: 2022 | 本編: 85分 | ジャンル: ドラマ | 日本語音声・仏語字幕

作品概要

跳ねっ返りOLが親友の遺骨を奪って旅に出るー。正反対の性格の女性2人の友情を笑いと切なさを交えて描く感動作。同名大ヒットコミックを、女性監督タナダユキが疾走感溢れるロードムービーへと昇華させた。

ブラック企業勤めのシイノトモヨは、ある日、TVニュースで幼なじみの親友マリコがマンションから飛び降り自殺したことを知る。彼女の死を受け入れられないまま茫然自失するシイノだったが、大切な彼女の遺骨が毒親の手に渡ったと知り、居ても立っても居られず行動を開始。包丁を片手に単身マリコの父親の家へと乗り込み、マリコの遺骨を奪取して逃げる。幼い頃から父親や恋人に暴力を振るわれ、人生を奪われ続けた親友に今から自分ができることは?遺骨を抱え、道中で出会った謎の男・マキオも巻き込みながら、シイノはマリコが行きたがっていた海を目指す。


タナダユキ

1975年、福岡県出身。高校で演劇を学んだ後、イメージフォーラム映像研究所で映画の道を目指す。『モル』(2001)でPFF アワードグランプリ及びブリリアント賞をW受賞。『月とチェリー』(2004)が英国映画協会の「21 世紀の称賛に値する日本映画 10 本」に選出される。2008年の『百万円と苦虫女』で日本映画監督協会新人賞を、配信ドラマ「東京女子図鑑」で第33回ATP賞テレビドラマグランプリ特別賞を受賞。小説の執筆も手がけ、『ロマンスドール』(2020)では自身の小説を映画化。2021年の『浜の朝日の嘘つきどもと』の同名テレビ版は2021年民放連ドラマ部門最優秀賞を受賞している。