Kinotayo 18e festival du cinéma japonais contemporain

『夜明けまでバス停で』

© 2022 「NO PLACE TO GO」Film Partners

監督: 高橋伴明
出演: 板谷由夏、大西礼芳、三浦貴大、松浦祐也、ルビー・モレノ
製作: 2022 | 本編: 91分 | ジャンル: ドラマ | 日本語音声・フランス語字幕

作品概要

コロナ禍の真っ只中だった2020年11月、東京のバス停で寝泊まりしていたホームレスの女性が暴漢に殴り殺される事件が発生。この出来事をモチーフに、前代未聞のパンデミックを前に起こった経営悪化や雇用の不安定とそれに伴う貧困・社会的孤立を描いた社会派ドラマ。

45歳の北林三知子はアクセサリー作家として活動しながらも、居酒屋に住み込みで働いており、若くまじめな店長やほかのベテランパートと一緒に店を支えていた。しかし、コロナウイルス蔓延によって発令された緊急事態宣言のせいで、仕事と住居をいっぺんに失ってしまう。家族や友人も頼れず、新たな職も見つからず、あてもなく渋谷界隈をさまよっているうちに、いつしかホームレスとして暮らすようになっていた。一方で、居酒屋の店長・寺島千春は不安定な情勢のなかでの客や従業員への対応に加えて、上司であるマネージャーからのパワハラで悩んでいた。千春はあることに気が付き、退職覚悟で行動にでる——。

高橋伴明

1949年奈良県生まれ。学生時代からピンク映画の現場でアルバイト生活をしつつ、学生運動にも参加。早稲田大学を除籍されて中退。1972年にピンク映画『婦女暴行脱走犯』で監督デビュー。1982年に三菱銀行人質事件の犯人を題材にした『TATTOO<刺青>あり』を監督し、ヨコハマ映画祭監督賞を受賞。2015年『赤い玉、』がモントリオール世界映画祭のワールド・グレイツ部門に出品される。2020年に在宅医療を題材にした『痛くない死に方』で山路ふみ子福祉賞を受賞。今作では、2022年度キネマ旬報ベスト・テン日本映画第3位、および日本映画監督賞受賞。毎日映画コンクールにおいて日本映画優秀賞を受賞。 キノタヨ映画祭では2011年に『BOX袴田事件 命とは』がソレイユ・ドール IFテレビジョン賞に輝いている。

Bande-annonce (vosta)

les sous titres en français du film sont en cours de réalisation par nos équipes pour le festival