Kinotayo 17e festival du cinéma japonais contemporain

『おしん』 [OSHIN]

© 2013 OSHIN Film Partners

出演: 濱田ここね、上戸彩、稲垣吾郎、泉ピン子
製作: 2013 | 本編: 109分 | ジャンル: | 日本語音声・フランス語字幕

作品概要

生きる力、信念、親と子、そして戦争と平和ー 放送開始から30年、現在まで世界86の国と地域で放送され、世代と国境を越えて多くの人々に感動を与えてきた不朽の名作『おしん』を、2008年キノタヨ映画祭でグランプリを受賞した冨樫森監督が映画化。

1907年の早春。7歳になったおしんは、父・作造の一存により、口減らしのため米一俵と引き換えに、奉公に出されることが決められていた。 奉公先の材木店では、朝から夜まで働き詰めで女中頭・つねに厳しくしつけられる日々。ある日、店の財布から五十銭がなくなった時、濡れ衣を着せられ、祖母・なかから貰った五十銭を取り上げられてしまう。「雪とげたら、家さ帰れる」と自分に言い聞かせて、今まで健気にがんばってきたおしんだが、犯人にされたことに、たまらず中川材木店を飛び出す。
おしんは猛吹雪の中、息絶え絶えに歩き続けるが、力尽きて雪の中に倒れてしまう。

冨樫森

1960年山形県出身。立教大学文学部卒。故・相米慎二の助監督を経て、2001年『非・バランス』で長編デビューし、ヨコハマ映画祭新人監督賞・東京国際映画祭コンペティション部門公式参加。以後の代表作に『ごめん』、『鉄人28号』などがある。2008年『あの空をおぼえてる』がキノタヨ映画祭コンペティションにてグランプリを受賞。近作に『BUNGO 日本文学シネマ「高瀬舟」』(10)がある。