Kinotayo 17e festival du cinéma japonais contemporain

『ペンギン•ハイウェイ』

© 2018 Tomihiko Morimi, KADOKAWA / Penguin Highway Production Committee

出演: (声の出演)北香那、蒼井優、釘宮理恵
製作: 2018 | 本編: 118分 | ジャンル: アニメーション | 日本語音声・フランス語字幕

作品概要

『夜は短し歩けよ乙女』などの森見登美彦の小説をアニメ映画化した青春ファンタジー。海のない住宅地に突然現れた多数のペンギンの謎を解明しようとする小学4年生の少年の、ひと夏の冒険と成長を描く。気鋭のアニメーションスタジオ、スタジオコロリドの石田祐康の初長編作品。謎の鍵を握る「お姉さん」の声を女優の蒼井優が演じる。


<ストーリー>
小学校四年生のアオヤマ君は、毎日世界について学び、気になったことはとことんまで研究する利口な男の子。勉強家かつ努力家なので「きっと将来は偉い人間になるだろう」と自分でも思っている。気になっている気さくで胸が大きくてミステリアスな歯科医院の「お姉さん」のことも、真面目に研究してノートに記録している。ある日、アオヤマ君の住む海のない街に突如ペンギンが大量発生する。さっそくペンギンの謎を追うアオヤマ君は「お姉さん」が謎の鍵を握ることを知るが、やがて街はさらなる異常現象に見舞われ・・・


石田祐康

1988年愛知県出身。高校の美術科在学中にアニメーション制作を始め、2年生で処女作『愛のあいさつ-Greeting of love』を発表。京都精華大学マンガ学部アニメーション学科に進学後、自主制作短編『フミコの告白』(2009)で文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞、卒業制作の『rain town』(2011)で同新人賞などを受賞。2011年、20代を中心とした若手が集まるアニメスタジオ、スタジオコロリドの設立に参加。デジタル作画に造詣が深く、監督・脚本・作画を務めた劇場デビュー作の短編『陽なたのアオシグレ』(2013)でも疾走感あふれる映像が話題となる。待望の劇場長編監督デビューとなった本作は全国約200館で公開され、モントリオールのファンタジア国際映画祭で今敏賞(最優秀アニメーション賞)を獲得している。