Kinotayo 18e festival du cinéma japonais contemporain

道頓堀よ、泣かせてくれ! DOCUMENTARY of NMB48

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監督: 舩橋淳
出演: NMB48
製作: 2016 | 本編: 121分 | ジャンル: ドキュメンタリー | 日本語音声・英語字幕

作品概要

大阪・難波を拠点に結成された女性アイドルグループ「NMB48」。専用劇場の観覧当選倍率が20倍を超える人気グループの成功の裏にある努力とバトル、人間模様を、ベルリン映画祭の常連・舩橋淳が5年にわたり記録、夢を追う少女たちの熱狂と閉塞を鋭くえぐる。

秋元康プロデュースによる各地の48グループの中でも知名度はトップレベル、NMB48の代表として華々しい活躍を見せるエース・山本彩。かたや同じ初期メンバーでありながら、たったの一度も選抜メンバーにさえ選ばれず、「劇場職人」と呼ばれる沖田彩華。人気の手ごたえに自信をみなぎらせる白間美瑠と、かたや自信を失い、自らを追いつめてゆく矢倉楓子の2人による次世代エース争い… カメラは時に残酷なまでに光と影を印象付けつつ、少女たちの泥臭いリアルを映し出していく。

舩橋淳

1974年大阪府出身。東京大学教養学部卒業後、NYのスクール・オブ・ビジュアルアーツ大学にて映画製作を学ぶ。デビュー作『echoes』(2001年)が仏・アノネー国際映画祭で審査員特別賞と観客賞をW受賞。2006年のオダギリジョー主演『ビッグ・リバー』 がベルリン映画祭、釜山映画祭でプレミア上映される。原発事故で町全体が移転を余儀なくされた福島県双葉町を2011年より撮影した『フタバから遠く離れて 第一部/第二部』(2012/2014)のシリーズは世界40カ国以上もの国で上映され、ベルリン国際映画祭へ5作品連続招待という快挙を成し遂げた。2013 年には被災地を舞台にした劇映画『桜並木の満開の下に』も発表している。