Kinotayo 17e festival du cinéma japonais contemporain

『めくらやなぎと眠る女』(Saules Aveugles, Femme Endormie)

© 2022 CINÉMA DEFACTO – MIYU PRODUCTIONS – DOGHOUSE FILMS – MICRO-SCOPE – L’UNITÉ CENTRALE

出演: (声の出演)アマウリー・ド・クレヤンクール、マチルド・オーヌヴー
製作: 2022 | 本編: 100分 | ジャンル: アニメーション | フランス語音声(字幕無)

作品概要

村上春樹の3つの短編集から選んだ6つの短編を織り交ぜ、長編アニメ映画化。ユーモラスでメランコリー、そして不条理でポエティックな、夢と現実が混じり合う世界観の7章からなる作品。2022年アヌシー国際アニメ映画祭の長編部門で審査員メンションを受賞、2023年3月公開に先駆けたプレミア上映。監督はピエール・フォルデス。

2011年3月11日の津波の数日後、銀行員の片桐のもとに巨大な蛙が現れ、片桐は東京を壊滅から救うために力を貸してほしいと頼まれる。片桐の同僚の小村は、福島原発事故がトラウマとなった妻に家を出て行かれ、飼い猫のワタナベも姿を消していた。そして、小村はひょんなことから謎の荷物を北海道まで運ぶことに…


ピエール・フォルデス

映画監督、作曲家、画家として活躍するアーティスト。父はハンガリー人で、カンヌ映画祭、セザール賞、アカデミー賞で受賞を遂げているコンピューター・アニメーションのパイオニアのピーター・フォルデス。ピーターと英国人の母の元に米国で生まれ、パリで育ち、ピアノと作曲を学ぶ。ニューヨークで映画や広告の作曲家としてキャリアをスタートした後、再びヨーロッパへ戻り、絵とアニメーションに傾倒する。自らの映画のアイデアに適応させた制作プロセスで短編映画数本を脚本・監督し、独特のテクニックとスタイルを確立する。初長編の『めくらやなぎと眠る女』は2022年のアヌシー国際アニメーション映画祭でワールドプレミア上映され、審査員メンションを受賞した。