『栞』
監督: 榊原有佑
出演: 三浦貴大、阿部進之介、白石聖、池端レイナ、福本清三
製作: 2018 |
本編: 118分 |
ジャンル: ドラマ | 日本語音声・フランス語字幕
作品概要
リハビリの専門職・理学療法士を主人公に描くヒューマンドラマ。献身的に患者のリハビリをサポートする青年が、様々な患者と生・死に対峙しながら、時に悩み成長して行く姿を描く。元理学療法士という異色の経歴を持つ監督が、自身の経験を元に原案・監督・脚本・編集を担当したオリジナル作品。
<ストーリー>
真面目な性格で献身的に患者のサポートに取り組む理学療法士の青年・雅哉。 幼い頃に母親を亡くし、今は父親の稔や妹の遥とは離れて暮らしている。ある日、疎遠になっていた父・稔が雅哉の働く病院に入院してくる。稔が日に日に弱っていくのを目の当たりにし、自分を慕っていた少年患者の病状も悪化する中、雅哉は無力感に苛まれる。そんな折、雅哉は試合中に頸髄を損傷し歩行不能となった元ラグビー日本代表の藤村を担当することになる。明るい性格で病室でもムードメーカーの藤村が懸命にリハビリに励む姿に感化され、徐々に仕事への熱意を取り戻していく雅哉。しかし、藤村には胸に秘めたある決意があった。
榊原有佑
1986年愛知県出身。三重大学医学部附属病院にて理学療法士として2年間勤務した後、上京。UTB映像アカデミー映像専門学校で映像制作を学び、CM、ミュージックビデオ、TV、企業VPなど様々なジャンルの映像を手がける。2012年より映画製作会社and picturesに所属し、本格的に映画監督としての活動を開始。初監督の短編『平穏な日々、奇蹟の陽』(2013)がショートショートフィルムフェスティバル&アジアJAPAN 部門にノミネートされる。2016年にはJリーグFC東京のドキュメンタリー映画『BAILE TOKYO』で長編映画デビュー。初の長編フィクションとなる本作『栞』では原案・監督・脚本・編集の全てを自ら担当。ディレクション、撮影、編集、VFXなど映像制作技能と、元理学療法士という特異の経歴から得た感性を融合させ、独自の世界観を作り上げている。