『思い出のマーニー』(Souvenirs de Marnie)

スタジオジブリ最新作。イギリスの同名児童文学『思い出のマーニー』を原作に、『借りぐらしのアリエッティ』の米林宏昌監督が美しく広がる北海道の湿地を舞台に描くファンタジー。

この世には目に見えない魔法の輪がある。海辺の村の誰も住んでいない“湿っ地(しめっち)屋敷”。心を閉ざした少女・杏奈の前に現れたのは、青い窓に閉じ込められた金髪の少女・マーニーだった。
「わたしたちのことは秘密よ、永久に。」
杏奈の身に次々と起こる不思議な出来事。時を越えた舞踏会。告白の森。崖の上のサイロの夜。ふたりの少女のひと夏の思い出が結ばれるとき、杏奈は思いがけない“まるごとの愛”に包まれていく…

1973年、石川県出身。金沢美術工芸大学商業デザイン学部を中退。1996年スタジオジブリに入社。『もののけ姫』(1997)、『ホーホケキョ となりの山田くん』(1999)で動画を担当。その後、『千と千尋の神隠し」』(2001)、『ハウルの動く城』（2004）、『崖の上のポニョ』（2008）等の原画、『ゲド戦記』（2006）の作画監督補を務めた。
また、三鷹の森ジブリ美術館作品『めいとこねこバス』（2002）では、演出アニメーターを担当。そのほか『空想の空とぶ機械達』（2002）の作画監督など、展示用作品も手がけている。
自身初の長編監督作品『借りぐらしのアリエッティ』(2010)では、スタジオジブリの歴代作品の監督の中で最年少の36歳で監督に抜擢された。
本作『思い出のマーニー』は長編監督２作目となる。

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劇場公開情報
『思い出のマーニー』(Souvenirs de Marnie)は2015年１月14日よりフランス劇場公開。