Kinotayo 18e festival du cinéma japonais contemporain

『もらとりあむタマ子』(Tamako in Moratorium)

©2013 “Tamako in Moratorium” Film Partners

監督: 山下敦弘
出演: 前田敦子、康すおん、伊東清矢、鈴木慶一、中村久美、富田靖子
製作: 2013 | 本編: 78分 | ジャンル: | 日本語音声・フランス語字幕

作品概要

『苦役列車』の山下敦弘監督最新作。前田敦子演じる、食べて、寝て、マンガを読むだけのぐうたらニート女子・タマ子。その日常とやがてゆっくりと訪れる変化を描く、ハートウォーミング・コメディ。 

東京の大学は卒業したものの、父が一人で暮らす甲府の実家に戻り、無気力な日々を送るタマ子。就職活動もせず、家事も家業の店も手伝わず、ひたすら食って寝てマンガを読みゲームをするだけの毎日。父はブツブツと小言を言いながらもそんなタマ子の世話をやく。
季節が移りゆく中、タマ子の気持ちにも緩やかに変化が現れる。履歴書を書き、就職への意欲を少しは見せ始めた矢先、父に再婚話が持ち上がり、タマ子の心は揺れる。

山下敦弘

1976年愛知県出身。高校在学中より自主映画制作を始め、1995年大阪芸術大学映像学科に入学、熊切和嘉監督と出会い『鬼畜大宴会』(1997)にスタッフとして参加。初長編『どんてん生活』(1999)で、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアター部門・グランプリを受賞。そのオフビート感の滲む作風でアキ・カウリスマキ、ジム・ジャームッシュにもなぞらえられ、その後も長編2作目の『ばかのハコ船』(2002)、女子高生バンドの青春を描いた『リンダ リンダ リンダ』(2005)、国内で数々の賞に輝いた『天然コケッコー』(2007)や『マイ・バック・ページ』(2011)などで高い評価を得ている。
KINOTAYO映画祭での上映は、2007年度『松ヶ根乱射事件』(2007)と、2013年度キャノン最優秀撮影賞を受賞した『苦役列車』(2012)に続き3作目となる。

Bande-annonce (vosta)

les sous titres en français du film sont en cours de réalisation par nos équipes pour le festival