Kinotayo 17e festival du cinéma japonais contemporain

『わたしたちに許された特別な時間の終わり』(The End of the Special Time We Were Allowed)

©Midnight Call Production

出演: 増田壮太、冨永蔵人、太田信吾
製作: 2014 | 本編: 121分 | ジャンル: | 日本語音声・フランス語字幕

作品概要

音楽での成功を夢見ながらも、突然自殺してしまった友人。彼のドキュメンタリーを制作途中だった駆け出しの監督が、「映画を完成させてね、できればハッピーエンドで」という遺言を胸に、時にはフィクションも織り交ぜながら本作を完成させる。 

2010年の12月、増田壮太は27歳で自らの命を断った。17歳の時にバンド・コンテストで優勝し、メジャーデビュー間近だったはずなのだが、バンドは他メンバーの大学進学を機に解散。一人上京しプロデビューを目指した彼は、現実の厳しさから薬に頼り、オーバードーズで死の淵を彷徨う。
壮太は実家に戻った後も夢を諦めず、地元の後輩・蔵人とバンドを結成するが…

太田信吾

1985年長野県出身。早稲田大学の卒業制作として引きこもりをテーマに製作したドキュメンタリー『卒業』(2009)がイメージフォーラムフェスティバル2010優秀賞・観客賞を受賞。続いて、深田晃司監督『歓待』のメイキングビデオでもあるドキュメンタリー『少年少女』(2010)が大阪アジアン映画祭で上映される。
友人の自殺と真正面から向かい合い、7年間の制作期間を経て完成した本作『わたしたちに許された特別な時間の終わり』は初の長編ドキュメンタリー映画で、山形国際ドキュメンタリー映画祭2013アジア千波万波部門にて上映され、海外映画祭からも招聘が続いている。
また、俳優として『チェルフィッチュ』や『劇団、本谷有希子』に出演するなど、舞台と映像を横断して活動中。

Bande-annonce (vosta)

les sous titres en français du film sont en cours de réalisation par nos équipes pour le festival