Kinotayo 18e festival du cinéma japonais contemporain

『舟を編む』 [The Great Passage]

© 2013 "The Great Passage" Film Partners

監督: 石井裕也
出演: 松田龍平、宮﨑あおい、オダギリジョー
製作: 2013 | 本編: 134分 | ジャンル: | 日本語音声・フランス語字幕

作品概要

2012年本屋大賞及び年間ベストセラー第1位を獲得した三浦しをんの原作を映画化。国内外で注目を集める若手監督・石井裕也が、松田龍平、宮﨑あおい、オダギリジョー共演で贈る感動の人間賛歌。
今年度米国アカデミー賞・最優秀外国語映画部門、日本代表作品。

出版社・玄武書房に勤める馬締(まじめ)光也は、営業部で変わり者として持て余されていたが、人とは違う視点で言葉を捉える天才的なセンスを買われ、新しい辞書「大渡海」を編む仲間として辞書編集部に迎えられる。定年間近のベテラン編集者、日本語研究に人生を捧げる老学者、次第に辞書作りに愛着を持ち始めるチャラ男。個性派ぞろいの面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。
ある日、運命の女性と出会った馬締だが、言葉のプロでありながら、気持ちを伝えるのにふさわしい言葉が見つからない。そんな中、辞書編集部も問題が山積みで…

石井裕也

1983年埼玉県出身。大阪芸術大学の卒業制作として2005年『剥き出しにっぽん』を監督。この作品で第29回ぴあフィルムフェスティバル「PFFアワード2007」にてグランプリ&音楽賞(TOKYO FM賞)受賞。続けて監督した『反逆次郎の恋』(06)、『ガール・スパークス』(07)、『ばけもの模様』(07)と共に第37回ロッテルダム国際映画祭、第32回香港国際映画祭で特集上映される。2008年にはアジア・フィルム・アワードで、アジアで最も期待される若手映画監督に贈られる第1回「エドワード・ヤン記念」アジア新人監督大賞を受賞。第19回PFFスカラシップ作品として監督した『川の底からこんにちは』(10)ではモントリオール・ファンタジア映画祭2010にて最優秀作品賞を受賞。また、第53回ブルーリボン賞では歴代最年少で監督賞を受賞する等多数の映画賞を受賞した。その他の主な監督作に『君と歩こう』(10)、『あぜ道のダンディ』(11)、『ハラがコレなんで』(11)がある。