Kinotayo 17e festival du cinéma japonais contemporain

『祭の馬』(The Horses of Fukushima)

© 2013 The Horses of Fukushima Production Committee

出演:
製作: 2013 | 本編: 74分 | ジャンル: | 日本語音声・フランス語字幕

作品概要

福島で奇跡的に津波から生還しながらも放射能汚染のレッテルを貼られた牡馬。その数奇な運命を温かく見守りながらも、震災を巡る問題を静かに映し出すドキュメンタリー。

戦勝0で引退した元競走馬のミラーズクエストは福島県南相馬市で東日本大震災に遭遇する。津波の濁流から奇跡的に生還し、原発事故の汚染地域に2週間置き去りにされつつも、飢えに耐え生き延びる。しかし津波による怪我で化膿した男性器は腫れ上がったままだ。
運命に翻弄されながらも逞しく生きるミラーズクエストが、千年以上の歴史を誇る神事「相馬野馬追(そうまのまおい)」に参加するまでを追いながら、背後に我々の社会が抱えた問題を浮き彫りにしていく。

松林要樹

1979年福岡県出身。福岡大学中退。日本映画学校(現・日本映画大学)に入学し、原一男、安岡卓治のゼミに参加。卒業後はアフガニスタン、インドネシアなどアジア各地の映像取材を行う。今村昌平監督のドキュメンタリーに影響を受け、タイ・ビルマ国境付近の日本人未帰還兵を追った『花と兵隊』(2009)で第1回田原総一朗ノンフィクション賞・奨励賞、第26回山路ふみ子映画賞・福祉賞を受賞。2011年、森達也、綿井健陽、安岡卓治とともにドキュメンタリー『311』を共同監督。
福島県南相馬市で撮影された『相馬看花 第一部 奪われた土地の記憶』(2011)は香港映画祭等の各映画祭で上映され、パリではジャン・ルーシュ映画祭にて人類学・持続可能な開発賞を受賞。同時期に撮影された第二部『祭の馬』もドバイ国際映画祭ドキュメンタリー・コンペティション最優秀賞を受賞するなど、国内外で評価された。
現在、第三部となるブラジル在住福島移民のドキュメンタリーを制作中。

Bande-annonce (vosta)

les sous titres en français du film sont en cours de réalisation par nos équipes pour le festival