Kinotayo 18e festival du cinéma japonais contemporain

『夢と狂気の王国』(The Kingdom of Dreams and Madness)

© 2014 Hatake Jimusho GNDHDDTK

監督: 砂田麻美
出演: --
製作: 2013 | 本編: 118分 | ジャンル: | 日本語音声・フランス語字幕 ※G(年齢制限なし)

作品概要

『風立ちぬ』(宮崎駿監督)と『かぐや姫の物語』(高畑勲監督)を制作中のジブリに広がる光と影に満ちた日常を通じて、スタジオの姿を映し出す。前作『エンディングノート』でKINOTAYO映画祭・ソレイユ・ドール批評家賞を受賞した若き女性監督・砂田麻美が伸びやかに描く、唯一無二のスタジオジブリの新たな物語。

2013年、東京・小金井の国民的アニメーションスタジオ「スタジオジブリ」。宮崎駿、彼の先輩であり師匠である高畑勲、そしてふたりの間を猛獣使いのごとく奔走するプロデューサー、鈴木敏夫。世界の映画関係者やアニメーションの担い手たちに多大な影響を与え続けてきたジブリの功績は、この天才たちによって紡がれ続けてきた。
『風の谷のナウシカ』制作よりはるか以前、今から約50年前に高畑と宮崎は出会い、鈴木が合流したのが30数年前。かくも長期に亘り苦楽を共にしてきた彼らの愛憎、そして「スタジオジブリ」の夢と狂気に満ちた姿とは…

砂田麻美

1978年東京都出身。慶応義塾大学在学中よりドキュメンタリーを学ぶ。卒業後はフリーの監督助手として是枝裕和監督、河瀬直美監督、岩井俊二監督らに師事し、河瀬直美監督『追臆のダンス』(2002)、岩井俊二監督『市川崑物語』(2006)、是枝裕和監督『歩いても 歩いても』(2007)、『空気人形』(2009)などに参加。
ガンを患った自身の父親の最期に迫った初監督作品『エンディングノート』(2011)は、一種の社会現象を起こし、日本映画監督協会新人賞、報知映画賞新人賞、ヨコハマ映画祭新人監督賞、山路ふみ子文化賞など数々の賞を受賞。ドキュメンタリーとしては異例の興行収入1億円を突破した。
また映画の他に、松任谷由実(荒井由実名義)の『ひこうき雲』ミュージッククリップやau『ジブリの森』のCMの演出も手掛けている。


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スタジオジブリ最新作 劇場公開情報
ジブリの最新作・米林宏昌監督『思い出のマーニー』(Souvenirs de Marnie)は2015年1月14日よりフランス劇場公開。