『楽園』
出演: 綾野剛、杉咲花、佐藤浩市、村上虹郎
製作: 2019 |
本編: 129分 |
ジャンル: ドラマ、サスペンス | 日本語音声・フランス語字幕
作品概要
『悪人』『横道世之介』『怒り』など映像化が続く人気作家・吉田修一の短編集「犯罪小説集」の一部を、『64-ロクヨン-』『菊とギロチン』(2018年度キノタヨ映画祭上映)などの瀬々敬久監督が映画化。未解決の少女失踪事件の12年後、再び起きた惨劇を通してそれぞれの運命が繋がり、物語は衝撃のラストへと進んでゆく。事件の容疑者として住民に追い詰められていく主人公に『そこのみにて光輝く』『怒り』の綾野剛、共演に杉咲花、佐藤浩市。
<ストーリー>
ある夏の日、青田に囲まれたY字路で少女が失踪する事件が起こり、事件の直前まで被害者と一緒にいた紡は心に深い傷を負う。それから12年後、同じY字路で再び少女が行方不明になる。町営住宅で暮らす孤独な男・豪士が犯人として疑われ、住民に追い詰められる。一方、Y字路に続く集落で暮らす善次郎は、養蜂による村おこしの計画を進めていたが、話のこじれから村八分にされてしまう。村人から拒絶され善治郎は次第に正気を失っていき、誰も想像もしなかった行動に出るのだった。
瀬々敬久
1960年大分県出身。京都大学在籍中より、8ミリ、16ミリなどで自主映画を製作。1986年に獅子プロダクションに所属し、1989年、ピンク映画『課外授業 暴行』で監督デビュー。以後、一般映画、ピンク映画、テレビドキュメンタリーなど、ジャンルを問わず縦横無尽に活躍。インディーズ体制で製作した4時間38分の超長編映画『ヘヴンズ ストーリー』(2010)ではベルリン映画祭で国際批評家連盟賞を、『64-ロクヨン-前編』(2016)では第40回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞。『アントキノイノチ』(2011)、『菊とギロチン』(2018)に続き、本作は3作品目のキノタヨ映画祭上映となる。