『窓ぎわのトットちゃん』

約80年前の第二次世界大戦が終わる少し前の激動の時代を背景に、黒柳徹子が自身の幼少期を描いた自伝的小説『窓ぎわのトットちゃん』を原作にアニメーションとして映画化。2023年にテレビ朝日開局65周年記念作品として公開された。原作は全世界累計2500万部突破、20以上の言語で翻訳され、続編となる『続 窓ぎわのトットちゃん』が2023年に刊行された。

落ち着きがないことを理由に、小学校を退学になってしまったトットちゃんは東京・自由が丘にある電車が教室の一風かわった学校・トモエ学園に新しく通うことになる。学園の校長、小林先生と出会い、子どもの自主性を大切にする自由でユニークな校風のもとでのびのびと成長していく。

1977年生まれ、日本大学芸術学部放送学科卒業。主に『ドラえもん 』シリーズを手がけていることで知られており、2005年にシンエイ動画でアニメーターとしてキャリアをスタート。『映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 〜ペコと5人の探検隊〜』（2014年）で長編映画の監督としてデビューし、以降も『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』（2016年）や『映画ドラえもん のび太の月面探査記』（2019年）など、いくつかの映画を監督した。監督を務めた本作は、2024年にアヌシー国際アニメーション映画祭の特別賞にあたるポール・グリモー賞を受賞。