『毒娘』
監督: 内藤瑛亮
出演: 佐津川愛美
製作: 2023 |
本編: 106分 |
ジャンル: ホラー、スリラー | 日本語音声・フランス語字幕
作品概要
結婚を機に仕事を辞めて、新居に越してきた萩乃。少し年上の夫・篤宏と、夫の連れ子で中学生の娘・萌花との3人暮らし。家庭環境に恵まれなかった萩乃にとっては憧れのマイホームだ。しかしそんな穏やかな生活もつかの間、ある日萩乃の携帯に萌花の悲壮な声で「今すぐケーキ3個とコーラを買ってきて!」と電話がかかってくる。慌てて帰宅した萩乃が目にしたのは、荒れ果てた我が家と洋服をズタズタに切り裂かれた萌花、そしてそんな萌花に馬乗りになって大きな鋏を握りしめた見知らぬ少女の姿だった。少女は、恐怖に慄く萩乃からケーキとコーラを奪い取ってむしゃぶりつくと、何事もなかったかのように「ま〜た〜ね〜」と言って立ち去ってしまう。それが、萩乃たち一家を襲う悪夢の始まりだった。
内藤瑛亮
1982年愛知県生まれ。映画美学校フィクションコース11期修了。卒業制作の作品である短篇『牛乳王子』が学生残酷映画祭・スラムダンス映画祭はじめ国内外の映画祭に招待される。卒業後も特別支援学校(旧養護学校)に教員として勤務しながら、自主映画を制作する。愛知県で起こった事件を基にした初長編『先生を流産させる会』がカナザワ映画祭で話題となり、2012年にゆうばり国際ファンタスティック映画祭のオフシアター・コンペティション部門で上映、同年に全国劇場公開され、論争を巻き起こす。教員を退職後は、夏帆主演『パズル』や野村周平主演『ライチ☆光クラブ』、山田杏奈主演『ミスミソウ』など罪を犯した少年少女をテーマにした作品を多く手掛ける。自主映画『許された子どもたち』が2020年の「キノタヨ祭」で上映されている。