Kinotayo 17e festival du cinéma japonais contemporain

『ターコイズの空の下で』

© TURQUOISE SKY FILM PARTNERS

出演: 柳楽優弥、アムラ・バルジンヤム、麿赤兒、サランテュヤ・サンブ、ツェツゲ・ビャンバ
製作: 2020 | 本編: 97分 | ジャンル: ドラマ | モンゴル語&日本語音声・フランス語字幕

作品概要

幅広い役柄で高い演技力が評価される人気俳優・柳楽優弥(是枝裕和監督「誰も知らない」カンヌ映画祭主演男優賞)が、モンゴルを代表する俳優陣や世界的舞踏家の麿赤兒と共演したロードムービー。欧米で個性派俳優としてのキャリアも持つKENTAROが、初長編監督ながら共同製作として本格的な外モンゴルでのロケを敢行し、大自然の美しい映像を背景に国境と時代を超えたヒューマンドラマを創り上げた。

<ストーリー>
裕福な家庭で甘やかされて育ち、道楽生活を送る日本人青年タケシは、実業家の祖父により外モンゴルの草原へと送り込まれ、終戦後に生まれて以来、再会できていないという祖父の娘を探すことになる。
モンゴル人の馬泥棒・アムラをガイドに、ミスマッチなコンビは果てなく広がる空の下、現実離れした大自然へと旅立つ。運転手付きの観光気分で来たタケシだったが、ラグジュアリーな日本の生活とはかけ離れたアムラのポンコツバンに揺られながら、想像もしなかった鮮やかで生命力に溢れる世界に分け入っていく。そんな中、アムラが逮捕されてしまい、タケシは着の身着のまま人気のない荒野に一人取り残される。途方に暮れるタケシだったが、その先には忘れられない出会いと経験が待ち受けていた。


KENTARO

欧米で育ち、米仏日スペインの文化と言語を吸収する。ファインアートを学びながら、俳優としてキャリアをスタート。ハリウッド映画からインディペンデント映画まで幅広く出演する一方、音楽、ファッション、アート業界等でPV、ドキュメンタリーを監督し、様々な映像スタイル・テクニックの実験を試みる。長編デビュー作にして日本・モンゴル合作に挑戦した本作では、第57回カンヌ映画祭で最優秀男優賞を史上最年少で受賞した柳楽優弥、フランスでも人気の高い舞踏家・麿赤兒、モンゴルのスター俳優アムラ・バルジンヤムを起用。また音楽をセルジュ・ゲンスブールの息子・ルルが、衣装をタケオ・キクチが手がけるなど多彩な才能を集結させる。撮影の大半を外モンゴルの大自然の只中で行った為、キャストをはじめ、日本、フランス、オーストラリア、チリなど多国籍のスタッフが現地クルーと共にゲルで寝泊まりしてロケを続け、完成にこぎ着けた。